お歳暮を行動経済学の視点で考える

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お歳暮を行動経済学の視点で考える

数年前より注目を集めている行動経済学ですが、「聞いたことがある」とか「なんとなくわかる」といった程度のレベルの人がほとんどです。簡単に言ってしまいますと、人間というのは常に計算的で合理的な観点からだけで行動をしているのではなく、目に見えない心理と言いますか感情を根拠にして日々活動しているということです。

指摘されてみますと、納得できる経済学です。

その行動経済学の視点でお歳暮について考えてみますと、また違った側面が見えてきます。

心理とか感情の視点といった場合最もわかりやすいのが「損得計算」です。



つまり、自分の行動を「損」と考えるか「得」と考えるかですが、一概に金額の多寡だけで決められるのではなく心理的な要素も大きく絡んできます。

例えば、1万円のシャツを購入したときに先月まで1万5千円だったものを1万円で購入したときと、最初から1万円だったときではお得感が違います。


もちろん前者の方が得をした気分になれます。



このように人間は単なる数字だけのイメージでは測れない感覚というのがあります。そして、そうしたことを理由にして行動するのが人間です。



その観点でお歳暮を贈るという行動を考えてみますと、お歳暮は毎年贈るものですので贈られる側の満足も大きくないものになります。

ですから、旅行などに行ったときのお土産のほうがありがたみが増しているのが実際のところです。
このように実はお歳暮というのは習慣化しすぎているために効果が薄れているのが行動経済学における結論です。
ですから、相手を満足させ見返りを期待するのであればお歳暮ではないほかの方法を考えたほうが得策です。